住宅ローン減税と繰り上げ返済 質問者 Kさん 2017年2月1日
■借入時期 :H25年10月
■金利 :0.775%
■金利タイプ :変動型
■返済方式 :元利均等返済方式
■残返済期間 :H57年8月に完済予定
■借入残高 :2,855万円
■対象物件 :H25年10月入居(一般住宅)
■ボーナス払い :無し
■直近の繰上返済 :2016年12月(毎年1回100万円)
今まで、住宅ローン控除をよく理解せずに、毎年100万円前後の繰上返済を行ってきましたが、友人に「住宅ローン控除期間が終わる前に繰上返済をするのは損だ」と言われました。
これからも引き続き「毎年100万円の繰上返済」を行うべきか、住宅ローン控除期間(H35年10月末でしょうか?)が終わるまでは繰上返済しないほうが良いのか...。
自分で計算を試みましたが、うまくできませんでした。
ご教示いただけますと幸いです。
質問投稿先 無料WEB相談
住宅ローン減税と繰り上げ返済 回答者 FP鈴木 美和子
Kさん、こんにちは。
今まで繰り上げ返済されていたのですね。
「繰り上げ返済と住宅ローン減税、どちらが有利か?」のご質問にお答えします。
まず基本的な住宅ローン減税のルールをご説明します。
平成25年10月の場合は、
(1)住宅ローン減税の制度
住宅ローン減税は年末の住宅ローン残高に対して1%の減税がある制度です。
(2)受取金額と限度額
1〜10年目年末残高等×1%(年間受取限度額20万円)
になります。
現在残高が2,855万円とのことですので、残高が2,000万円を切るまでは、繰り上げ返済されたほうが有利になります。
残高が2,000万円を切ってきましたら、その時の金利が1%以下であれば、繰り上げ返済せずに減税をうけとったほうが有利になるでしょう。
Kさんの場合は変動金利の住宅ローンなので、金利の急な上昇があった際はすぐに繰り上げ返済が出来るように、現金化しやすい運用先に預けることなどを気をつけておくとよいと思います。
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