繰り上げ返済か 住宅ローン控除か 質問者 Y.Iさん 2013年6月18日
2012年11月に住宅ローンを変動金利(0.775%)で3100万円借りました。
その後、400万円を2回に分けて繰り上げ返済しました。
毎月の支払は84295円のままにし、期間を短くしました。
そこで住宅ローン控除を受けられる10年間は繰り上げ返済せずに11年目に一気に返したほうがいいのか、それとも毎年繰り上げ返済したほうがいいのか、知りたいです。
年間100〜200万円ずつくらいは繰り上げ返済できそうです。
質問投稿先 無料WEB住宅ローン相談
繰り上げ返済か 住宅ローン控除か 回答者 FP熊谷
Y.Iさん、こんにちは。
借入後すぐに、400万円の繰り上げ返済、その後も毎年100〜200万円の繰り上げ返済をしていく予定とのこと、Y.Iさんのような計画的な方は、変動金利のメリットを最大限活用することができますね。
今後の、繰り上げ返済計画について、より有利な返済計画ができるように、ご案内していきたいと思います。
まず、2012年度の住宅ローン減税は、住宅物件が、長期優良住宅などの認定を受けている場合には、控除額が、年末残高の1% 年間最高控除額40万円、一般住宅の場合には年末残高の1% 年間最高控除額30万円となります。
400万円の繰り上げ返済で、住宅ローン残高は3、000万円を切っているので、長期優良住宅でも、控除額は変わりませんので、全額控除可能としてご案内していきます。
また、繰り上げ返済のタイミングがわからないので、2013年1月に400万円繰り上げ返済したとして、今後は、毎年1月に繰り上げ返済を150万円していくことでシュミレーションしていきます。
<毎年150万円繰り上げ返済した場合(期間短縮型)>
年度 | 年末残高 | 住宅ローン減税額 |
平成25年末 | \26,120,000 | \261,200 |
平成26年末 | \23,810,000 | \238,100 |
平成27年末 | \21,510,000 | \215,100 |
平成28年末 | \19,160,000 | \191,600 |
平成29年末 | \16,840,000 | \168,400 |
平成30年末 | \14,470,000 | \144,700 |
平成31年末 | \12,120,000 | \121,200 |
平成32年末 | \9,730,000 | \97,300 |
平成33年末 | \7,280,000 | \72,800 |
繰り上げ返済軽減額 1、892、721円
住宅ローン減税合計額 1、510、400円
<合計額 3、403、121円>
<住宅ローン減税終了後に1、350万円(9年分)を繰り上げ返済した場合>
年度 | 年末残高 | 住宅ローン減税額 |
平成25年末 | \26,120,000 | \261,200 |
平成26年末 | \25,310,000 | \253,100 |
平成27年末 | \24,490,000 | \244,900 |
平成28年末 | \23,670,000 | \236,700 |
平成29年末 | \22,840,000 | \228,400 |
平成30年末 | \22,000,000 | \220,000 |
平成31年末 | \21,160,000 | \211,600 |
平成32年末 | \20,310,000 | \203,100 |
平成33年末 | \19,450,000 | \194,500 |
繰り上げ返済軽減額 1、465、622円
住宅ローン減税合計額 2、053、500円
<合計額 3、519、122円>
今回のシュミレーションでは、金利の変化がなければ、住宅ローン減税を受けていたほうがメリットは高いようです。
ただし、金利の上昇がある場合に備えて、いつでも繰り上げ返済に回せるように準備はしておきましょう。
頑張って早期完済を目指してください。
繰り上げ返済か 住宅ローン控除か 質問者 Y.Iさん
ありがとうございます。
なお、一点修正なのですが、400万円ずつ2回繰り上げ返済したのではなく、200万を2回、合計400万円を今年の頭に繰り上げ返済しました。
金利がかわらないとして、もう一度シュミレーションお願いできませんか?
繰り上げ返済か 住宅ローン控除か 回答者 FP熊谷
繰り上げ返済を400万円ということで、上記コメント欄に修正したものを公開しました。
結果的には、住宅ローン減税のメリットがあるのは変わらないようでした。
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