住宅ローンの借り換えを考える上で、大切なさまざまなことを紹介してきましたが、ご自身に合う住宅ローンの借り換えが少し見えてきたかと思います。
ご自身で考えて決断するのは決して悪くはありませんが、いままで様々な相談を受けている中で、ご自身で住宅ローンの借り換えの手続きを済ませた後に当社に相談にいらして、先に相談に来なかったことを後悔しているとおっしゃる方もたくさん見てきました。
いくつか例をあげますので、参考にしてみてください。
(1)金利選択の失敗例
もともとは固定金利で借り入れていた方が、変動金利で住宅ローンの借り換えをしました。
固定金利より変動金利のほうが毎月の返済額が少なかったからです。
さらに、老後まで持ち越す返済期間だったので、定年前に支払い終えるために、毎月の返済額は固定金利の際と同様にして、支払い期間を短くしていました。
しかし、この方のご家庭はライフプランで見ると、収入に対する支出が毎月めいっぱいで、年間で貯蓄ができない状態でした。
万一変動金利が上がった際には繰り上げ返済をして、毎月の住宅ローン返済額をさげるような対策をとることができないご家庭でした。
この場合、もし金利があがってしまったら・・・。
一度短くした返済期間をまた延ばすことはなかなか難しいのです。
目先の返済額が減る数字だけに惑わされると、長期的に見たときのリスクに対応できなくなる場合があるのです。
長期間に渡って支払っていく住宅ローンなので、常に自分自身の家庭のリスクに見合っているかを考えることはとても重要です。
(2)優遇金利での失敗例
優遇金利枠がかなり高く設定されている住宅ローンを組んでいた方が、新たに住宅ローンの借り換えを行って、3年固定金利に借り換えました。
新しく組んだ3年固定金利の住宅ローンは、3年間は金利がとても低い住宅ローンでしたが、
優遇金利枠は前の住宅ローンに比べて、かなり少ないタイプでした。
4年目になり、少ない優遇金利枠で適用金利が決まり、最後まで返済を続けて完済して行くことを計算すると、前の住宅ローンを続けていた方が総返済額は少なくすんだことになってしまいました。
(3)より効果を出せる住宅ローンを選択できなかった失敗例
ご自身で借り換えの住宅ローンを選択して、借り換えを行ったところ、諸費用等を検討すれば、もっと効果のでた住宅ローンが他の金融機関であった、という失敗例です。
一つの金融機関でそれなりに効果が得られた場合、ついそこで決めてしまいがちです。
複数の金融機関に依頼を出したり、書類を揃えたり記入したりするのは、とても手間がかかるからです。
しかし他の金融機関も比較すれば、もっと効果が出る場合もあります。
せっかくの住宅ローン借り換えですから、最大限の効果をだしていただきたいと思います。
(4)ライフプランを考えなかったことでの失敗例
購入時も同じですが、ライフプランを考えないで住宅ローンの返済額を決めてしまった失敗例です。
夫婦共働きで、子供が1人のご家庭の例です。
お二人は二人の現在の収入を元に、借り入れを行いました。
二人の収入を合わせると、かなり高い年収でしたので買った物件もそれに見合った住宅購入価格でした。
しかし住宅を購入した後に、妻が二子を妊娠し、休職することになりました。
二人の収入を元に考えて住宅ローンを組んでいたため、ご家庭の収支は支出がオーバー気味になっていきました。
すぐに復帰したいと思っていましたが、今度は保育園探しなどの問題が出てきます。
休職期間が大幅にのびたあとに、やっと預かる所をみつけられましたが予想外に保育料が高くついてしまい、貯金が底をついてしまいました・・。
また、こんな場合もあります。
二人のお子さんの教育費が重なる時期を把握しておらず、その分の貯金を分けて行っていなかったため、入学金の支払いなどで貯金が底をついてしまった。
これらの問題はライフプランを作っていれば、先に対策を練っておくことができる部分です。 後々かかる費用は、きちんと仕分けしてキープしておくことは大変重要なことです。
(5)住宅ローン借り換えが簡単にはできない失敗例
生活上の支払いが大変になったので、なんとか住宅ローンの支払い額をさげたい、というご相談もよくあります。
もし、ご相談いただくまえに、住宅ローンの返済が厳しく、カードや消費者金融からお金を借りてしまったら・・・。
車のローンや携帯のローン、税金など支払いが遅延してしまったら・・。
住宅ローンの借り換えをするには、借金や遅延はとても厳しい評価になります。
もしそういう心配に思うことがあるのであれば、きちんと対策を行ってから金融機関にいかなければ、借り換えの土俵にあがることも難しいのです。
そして、そういう状況になるまえにしっかりご自身の支出や貯金を見直して、そのような状況に陥らないように対策していくことが大切です。
(6)審査でひっかかってしまった失敗例
転職を考えている前後で住宅ローンの借り換えを検討していて、事前審査の際はまだ転職していなかったため通ったものの、本審査時には転職してしまい、審査がひっかかってしまった失敗例もあります。
これは新規の借り入れも同じですが、住宅ローンが低金利で借り入れできるのは、金融機関にとって安定した収入がみこめるからなのです。
そのため、新規借り入れの際は会社員だった方が、自営業になって借り換えをしようとした場合など、きちんと審査要件を把握していないと審査に通らないことが多いのです。
事前の準備がとても大切なので、特に自営業者や経営者は注意をする必要があります。
(7)健康面に不安がある場合
健康面に問題がある場合も、住宅ローンは借り入れができない場合があります。
その場合、どこの金融機関なら条件よく借り入れられるか、どういった対策が必要なのか、なかなか個人で判断は難しいところかと思われます。
団体信用生命保険は、金融機関ごとに、異なる保険会社と提携しています。
一つの金融機関で加入できなくても、他の金融機関で加入できる場合もあります。
そういったさまざまな条件を選択しながら、住宅ローンの借り換えできる金融機関を探していくことになります。
ご自身で把握しておらず、同じ保険会社に契約している金融機関に多数の審査をだしてしまい、全部断られてしまうことはよくあることです。
住宅ローンの借り換えは、安易に考えていると、思わぬ落とし穴があることも・・・。ご自身で調べて全部の作業を行うと最小の費用ですむかもしれませんが、その調査にかかる膨大な時間と手間暇は、大きな負担になるでしょう。
そして、より効果が高い住宅ローンをご自身で選択するのは、とても難しいことだと思います。
ただでさえ手間暇のかかる住宅ローンの借り換えですから、もし効果の低い借り換えを行ってしまったら、、、。
再度また他の多くの金融機関を比較し、借り換えの資料を複数請求し、資料を複数揃え、審査を受け、諸費用を比較してみて、申込書を書いて、更に資料を揃え、本審査を受け、実行する。
なかなか気が進まなくなってしまうのではないでしょうか。
当社では住宅ローンの借り換えの方を対象に、お得な相談会を開催しています。
このサービスでは、お申し込みの方の状況に応じて、いままで蓄積してきた膨大な当社の情報を元に、それぞれの方に応じて最適な借り換えプランを選択し、借り換えまでのサポートをするサービスです。
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